牙齒矯正的問題,歡迎聯絡我矯正諮詢

【現役歯科医が解説】台湾で矯正治療を受けるメリット

黃淳逸醫師

みなさんこんにちは。私は歯医者をしているエリックです。

大学院で矯正治療における歯の移動を加速する研究を専門とし、その研究で論文を書いて博士号を取得しました。

今日は台湾で矯正治療を受けるメリットについての話をさせていただきます。

最近台湾の至る所で日本人の方をよく見かけます。台湾のことを好きな日本人が増えているのでしょうか?それとも、台湾で仕事をしている日本人が増加しているのでしょうか?

もし台湾に長期滞在する方がいたら、ぜひこの文章を読んでください。

(歯やお口のお悩みは、どうぞ私までお気軽にご相談ください。)

黃淳逸醫師

現在私が勤めている歯科クリニックは以下の通りです。

私が診察可能なクリニック

品威牙醫診所 (427台中市潭子區潭興路三段82號)

目錄

台湾で矯正治療を受けるメリット

台湾の歯科治療は健康保険適用内

日本と違って、台湾は健康保険適用の範囲が大きいです。そのため、歯科治療もほとんど健康保険適用内です。

健康保険証を持っている方は受付料(150元ぐらい)を払えば、大体の治療を受けることができます。台湾の健康保険は世界でも有名で、世界各都市の様々な数字を数値化している「NUMBEO」が2020年に発表した「ヘルスケアインデックス」で、6年連続1位を獲得しています。

また、台湾に住んでいる外国人の多くは自分の国に帰る前、必ず台湾の歯医者に行ってから帰ると言われるほど台湾の健康保険は便利です。なので、台湾に住んでいる日本の方も是非この健康保険を有効活用してみてはいかがでしょうか。

黃淳逸醫師

歯列矯正治療中、虫歯の治療や歯のクリーニングが必要になった場合でも、費用をかなり節約することができます。

矯正治療の期間は2-3年ぐらい

一般的な矯正治療は2−3年ぐらいの期間が必要です。これはあくまで目安なので、状況によっては期間の変動があります。

日本も台湾も同じアジア系なので、歯の噛み合わせ等の問題が類似していますし、治療のアプローチもほとんど一緒です。

アジア系の矯正治療は欧米系より難しいので、通常2−3年の期間が必要です。台湾に住む時間が長い方は台湾で矯正治療を受けることを検討してみるのもいいですよ。

黃淳逸醫師

滞在中の時間を利用して、矯正治療を受けて、イメチェンしましょう!

台湾の方が治療費が安い

矯正治療の費用は決して安いものではありません。その理由は歯科医が矯正治療の技術を習得するまでに2-3年以上かかります。医学部を卒業するまでをプラスすると合計8-9年以上かかる、とても専門的な分野のためです。

また、使う材料や器材が高額なので、その分治療費も高くなります。一般的に、日本での矯正治療は100万円ぐらいで、もっと高額な治療方法が必要な患者さんもいます。

ですが、台湾での矯正治療は8万元から20万元(日本円で32万円から80万円程度)で治療ができます。なので、金額の面から考えると台湾で治療した方がお得です。

黃淳逸醫師

台湾の方が治療費が安いこともあり、同じ治療を日本で受けるよりも経済的に負担が少なくなります。

治療方法に差がない

台湾の矯正技術は主に日本やアメリカから伝わったもので、特に日本からの技術は台湾人と相性がいいと言われています。

台湾人と日本人は同じアジア系なので、同じ治療方法を使って治療ができるというメリットがあります。

そのため、私も日本からの技術を勉強して、患者さんに治療を行なっています。その上、矯正に使う材料も日本と同じものなので、台湾に居ながら日本と同じ治療を受けることができます。

去年(2023)日本矯正学会で優秀演題賞をもらいました!

台湾でできる矯正方法の種類

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は一番メジャーで広く使われている方法です。ワイヤー矯正の特徴はブラケットを歯の表面に装着して矯正を行う点です。取り外しは不可で、どんな時でも矯正治療が進行している状態になります。

私は個人的に一種類のブラケットとワイヤーでワイヤー矯正を行うことが多いですが、本来ブラケットとワイヤーはいろいろな種類があり、その組み合わせによって費用や効果がそれぞれ違います。

実際に私が使っている種類は東京医科歯科大学の歯学部が開発したワイヤーで、特徴は歯に負担を掛けすぎない力で矯正をするので、歯の移動がスムーズにできます。

台湾でワイヤー矯正をする場合の費用(自己負担)は8万元から15万元ほどです。

マウスピース矯正

マウスピース矯正はブラケットを装着しなくても、歯を移動できる方法です。パソコンの予測に基づいて、マウスピースを作成し、自分で脱着可能なマウスピースを24時間付け続ける方法です。

マウスピース矯正は比較的新しい方法なので、ワイヤー矯正より費用が高めになりますがメリットとデメリットがあります。

まずはメリットですが、ワイヤー矯正より痛みが少なく、取り外しが可能なので、清潔に保つことも簡単です。

デメリットはパソコンの予測と実際の歯の移動に差が生じる場合があり、矯正終了後に結果が理想と違ってしまうこともあります。

しかし、これは歯を抜く必要があるほど大規模な矯正を行う際に生じる誤差で、小規模な矯正の場合、このデメリットはあまり発生しません。

私も小規模なマウスピース矯正であれば、患者さんに勧めることがありますが、歯を抜いたりするようなケースであれば、ワイヤー矯正を勧めています。

台湾での費用(自己負担)は15万元から30万元ほどです。

機能的矯正装置

一般的に、機能的矯正装置は子供向けの治療方法なので、10歳から12歳を対象に行う方法です。

特に、成長期(男子:12-17 女子:10-14)の子供に効果が高く歯だけでなく骨格も調整できます。

成長期の子供はさまざまな癖(口呼吸、舌出し、指吸いなど)があり、歯の発育に悪影響があります。その際、親御さんの指導により、自然に改善する場合は問題ないのですが、改善が見られない場合は機能的矯正装置を使って改善のサポートをしていきます。

しかし、機能的矯正装置はほとんどが脱着可能な装置を使っているため、親の目が届かない時に子供がこっそり外してしまうことが多いです。これが治療の進行が遅れる原因の一つとなっています。

台湾での費用(自己負担)は3万元から10万元ほどです。機能的矯正装置はさまざまなタイプがあるので、費用もそれぞれです。

台湾の矯正治療の費用とシステム

黃淳逸醫師

ここはは台湾の矯正治療の費用システムについての話をさせていただきます。

台湾と日本の違い

日本の矯正治療の費用形態は二つあります。一つはトータルフィー制という、すべての費用の総額を事前に確定できるシステムです。もう一つは処置別支払い制という回診回数によって治療費が変化するシステムです。

現在の日本では処置別支払い制の方が多いようですが、このシステムだと治療開始する前に費用の総額を知ることができないので、不安になる方もいると思います。

しかし、トータルフィー制の場合はまとまったお金を用意する必要があるので、支払い面の負担が大きくなってしまいます。クリニックによっては一括で払うことを要求されることもあるので、経済的な理由から治療を諦めなければならない人も出てきてしまう恐れがあります。

台湾の矯正治療の費用形態はほぼトータルフィー制に統一されています。しかし、日本との違う点は支払いのタイミングです。日本のトータルフィー制は事前に全額を支払うことが多いですが、台湾の場合はまず最初の2回で精密検査費用と矯正器具代を支払い、その後の診察の時は残額を自分のペースで支払うことができます。

初めの段階で精密検査費用と矯正器具代を準備する必要がありますが、総額が分かっている上、自分のペースで支払うことができるので、安心して通うことができます。

上記の内容を表にまとめるとこんな感じです。

台湾のシステム日本のシステム
トータルフィー制処置別支払い制の方が多い
事前にすべての合計金額がわかる
(支払いは治療ごと)
毎回の処置ごとに料金を支払う
(合計金額は不明)
合計金額がわかるから安心最終的な支払い金額がわからない

当クリニックの制度(ワイヤー矯正の場合)

先ほど説明したように、台湾のシステムはトータルフィー制ですが、細かい支払い方法は各病院によって少し異なります。今回は皆さんに参考として、当クリニックの費用内訳についてご紹介をいたします。

ワイヤー矯正の場合

当クリニックの矯正治療の費用内訳はこのようになっています。矯正治療が始まる前の相談は無料です。治療の方法と方針について話し合い、実際に治療が始まった後から上の費用が発生します。相談は無料なので、皆さんぜひお気軽に相談に来てください。

矯正治療の流れ

STEP
初診相談(無料)

おおまかな治療期間や費用、治療内容等についてご説明します。

STEP
精密検査

レントゲン撮影、歯型とり、口の中の写真撮影、顔の写真撮影を行います。

STEP
前準備

患者さんによっては抜歯が必要な場合があり、必要に応じて抜歯を行っていただきます。

STEP
矯正装置をつける

いよいよ歯に矯正装置をつけ、治療が開始します

STEP
矯正治療(動的治療)

1か月に1回程度の通院になります。

STEP
保定

矯正治療後の歯を安定させるために、保定装置を装着します。

台湾で矯正治療を考えている方へ

これまで紹介したように、日本と台湾の矯正治療の支払い方法には明確な違いがあると言えます。しかし実際に治療用の器具や材料、治療方法はほとんど同じです。合計金額で見ても台湾の方がお得に治療ができるので、台湾に長期滞在される方や、1ヶ月に一度定期的に台湾を訪れる機会がある方は、台湾での治療をお勧めします。中国語に不安がある方は私に連絡してくれれば、全て日本語で対応させていただきます。

矯正治療中三つの注意点

黃淳逸醫師

最近日本人で矯正の相談に来られる方が増えているような気がします。矯正の治療を始めた方に伝えたいことが三つありますので、ご紹介させていただきます。

飲食面について

矯正治療を始めてまず注意が必要なことは飲食についてです。なぜかというと、飲食をするには歯が必要で、生活に欠かせない動作です。しかし矯正を始めると普通の食生活までも影響されてしまいます。

具体的にどんな影響があるのか、紹介していきます。一つ目は食べ物を噛んだ時に歯に力が入らなくなります。その理由は歯が矯正の力で移動している状態で、細菌こそないものの軽い炎症と同じ状態です。これは矯正を始めて2−3週間くらい、そして矯正の度合いを調整した後2−3日くらいの間に見られる症状です。

その時期はプリンやアイスクリームなどの柔らかいものを用意しておくことをお勧めします。お粥や柔らかい麺もOKです。このようなあまり噛まなくても栄養を取ることができる食べ物が大切です。

二つ目は栄養についてです。矯正器具が口の中にあるので、傷付きやすい上にビタミンBとCの摂取が必要となります。ビタミンBとCは炎症を抑制する効果があるため、一定量の摂取が望ましいです。食べ物の中にもビタミンを含むものがありますが、一定量に足りるかどうかわからないので、薬局でサプリメントを購入することをお勧めします。

衛生面について

多くの人が矯正治療中に虫歯になります。その理由は矯正器具が歯の清潔を保つ邪魔をしているからです。矯正器具は構造上、多くの角があり、食べ物や細菌を溜め込みやすいです。そして、矯正に使うワイヤーは歯に対して横に張るので、フロスは使いにくくなってしまいます。

歯間を清潔にするため、歯間ブラシが必要です。多くの人が歯間ブラシは歯茎を傷つけると心配していますが、歯間ブラシは正しい使い方をすれば傷はつきません。それどころか、正しい使い方をした場合はマッサージの効果があり、歯茎はもっと健康になります。

もう一つ重要なポイントは歯間ブラシを使う順番です。理想的な順番は歯間ブラシやフロスを使った後、歯ブラシでブラッシングすることです。その理由は歯磨き粉のなかに含まれているフッ素が歯間に入り、虫歯の予防ができるからです。

検診時期について

矯正治療をスタートした時点で色々慣れないことがあると思うので、検診のタイミングも説明させていただきます。基本的には定期検診の予約に合わせて診察を行えば問題はありません。

定期検診の予約より早く診察が必要なケースは痛みを伴う場合です。ここで言う痛みはワイヤーの端が歯茎に刺さる痛みです。ワイヤーの端以外で口の中が傷ついた場合は、矯正専用のワックスと前述のビタミンBとCの摂取によって改善することができます。

まとめ

コロナの影響がありますが、近年台湾に長期滞在する日本人が増えつつあります。

もし矯正治療を受けたい方がいたら、台湾で治療を受けた方が日本と比べると少しお得です。

矯正をすることで、さらに自分に磨きをかけて、綺麗な笑顔を目指しましょう。

台湾で矯正治療を受けたいと思ったら、私にお気軽にご連絡ください。もちろん矯正以外のことでも、悩みや聞きたいことがあれば、私になんでも聞いてください。

では、また次回の記事でお会いしましょう!

>>連絡先はコチラです。

クリニックについて

名前:品威牙醫診所(受付でエリックと言ってください)

住所:427台中市潭子區潭興路三段82號

(記事のリクエストや質問もお待ちしてます)

歡迎分享!
目錄