みなさんこんにちは。私は歯医者をしています。そして、大学院で歯科矯正学分野を勉強しています。今日は台湾でできる定期的な歯のメンテナンスについての話をさせていただきます。
台湾の人の中には予防治療の観点から定期的な歯のメンテナンスを目的として診療にくる人がいます。その理由は健康保険が歯のメンテナンスのほぼ全ての項目に適用されるため、安くメンテナンスができるようになっているからです。
今日は台湾にいる日本人の皆さんに、台湾にいる間にできる歯のメンテナンスについてお伝えします。台湾の保険証さえ持っていれば、誰でも安く手軽に歯のメンテナンスができます。
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歯のメンテナンスの内容
台湾の歯科クリニックへ行った時はまず問診票を記入して、その後は全顎のレントゲンを撮ります。レントゲンを撮ったら、歯のメンテナンスがスタートします。
歯のメンテナンスの項目は大きく分けて以下の四つです。
①歯石除去
②虫歯チェック
③セルフケアの指導
④着色落とし(条件付き)
ここからは一つずつ項目ごとに説明させていただきます。
歯石除去
歯石除去のやり方は超音波スケーラーという道具で歯石を取ります。歯石は一旦形成されてしまうと歯磨きで取れないので、必ず歯科クリニックへ行く必要があります。
台湾では健康保険証さえあれば、150元くらいの受付料(掛號費)で歯石除去ができます。
歯石は細菌の巣で、取らないで放置しておくと歯周病などの原因になります。定期的(6ヶ月に一回)に行くことをお勧めします。
虫歯チェック
歯石を取った後、虫歯の有無が目視で確認しやすくなるので、歯のメンテナンスの時は通常歯石の除去を行なった後、虫歯チェックします。
虫歯は初期の段階では進行が遅いですが、中へ進むにつれて進行が速くなります。そのため、定期的に虫歯チェックを行い、初期の虫歯を発見することが重要になります。
普通は目視で確認しますが、歯間の虫歯は確認しにくいので、レントゲンをとる場合もあります。レントゲン一回の放射線量は人が1日に浴びる日光と同じくらいなので、心配はいりません。
虫歯チェックと歯石除去はセットのため、費用は同じく150元くらいの受付料(掛號費)に含まれています。
セルフケアの指導
セルフケア指導の目的は歯石や虫歯を予防することです。メンテナンスの時患者の歯を見て、歯垢や食べ物の残りカスが多い場合はセルフケア指導こともあります。
セルフケアを指導する時は磨き残しをチェックするために、プラックチェッカーという赤い液体を使って検査する場合があります。
セルフケアが上手にできれば、虫歯や歯周病などの悩みはなくなり、健康的な歯を保つことができるので、正しい方法がわからない場合はクリニックへ行った際に、歯医者に確認しましょう!
着色落とし(条件付き)
歯の着色は病気ではないですが、気になる人も多いと思います。着色落としは普通保険適用外ですが、台湾の歯医者は優しいのでお願いをすればできる範囲で簡単な着色落としをしてくれます。
しかし、タバコによる着色など歯の表面に強く付着している場合は簡単には落とすことができません。その場合は他の道具が必要で、道具にかかる費用があるのでその分は自費となります。
日本との違い
台湾と日本の治療はほぼ同じですが、システムの部分に違いがあるので、紹介させていただきます。
私が日本と違うと感じることは以下の三つです。
日本は治療費三割自己負担
衛生士がいない
回数の違い
日本は治療費の三割を自己負担しますが、台湾は保険適用内の治療は150元くらいの受付料(掛號費)を払うだけでOKです。
そして、台湾には歯科衛生士という職業がないので、全ての治療やメンテナンスは歯医者がやってくれます。
最後は診察回数の違いです。台湾は予定外の問題を発見したら時間に余裕がある場合、その場で治療を行います。そのため、診察に訪れる回数は少なくて済みます。
まとめ
台湾の健康保険システムは世界の中でも有数の便利さです。適用範囲は広いので、加入することができたら、健康に関する大体の問題は健康保険で解決できます。日本や海外と比べても、自費治療の項目が少なく、気軽に治療ができます。
このような制度を活用しないのは勿体無いので、台湾で健康保険証をお持ちの方はぜひ歯のメンテナンスに訪れてみてはいかがでしょうか?中国語が苦手な方でも私が日本語で対応させていただくので安心してお越しください。
台湾で矯正治療を受けたいと思ったら、私にお気軽にご連絡ください。もちろん矯正以外のことでも、悩みや聞きたいことがあれば、私になんでも聞いてください。
では、また次回の記事でお会いしましょう!
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クリニックについて
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名前:喨粒晶牙醫診所(受付でエリックと言ってください)
電話:0800226565
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