前回は準備編ということで、登山口まで紹介しました。今回は実際の登山編です。今回紹介するのは2019年に玉山に登った時の話です。
前の日
その時は大学の友達と一緒に登ることになっていました。私たちは前の日の夜に、阿里山の民宿に泊まりました(阿里山は玉山の登山口に近いので)。
そして、私にとって初めての高山への登山だったので、出発する前、念のために高山病の薬も飲みました。ですが、その後久しぶりに大学の友達と会ったこともあり、楽しくなってお酒も飲んでしまいました。
そしたら、次の日の朝起きたら、頭がぼーっとして、足も重い感じになってしまいました。調べたら高山病の薬とお酒は一緒に飲んではいけないことがわかりました。なので皆さんは前の日の夜、どれだけ楽しくても、お酒は飲まないようにしてください。
登山口からスタート
重い足を引きずりながら、私たちは朝ごはんを食べに行きました。近くにある朝ごはん屋さんです。私はそこでお粥を食べました。台湾では朝ごはんにお粥をよく食べます。
お粥を食べたら、体調も少しずつよくなってきていよいよ登山スタートです。まずは登山口にある交番で入山のための書類を出します。手続きが済んだら、登山ルートのスタート地点に行くのですが、方法が二つあります。
一つは歩いて行く方法で、もう一つは有料のシャトルバスを使う方法です(百元/一人)。
登山口からスタート地点までは2.5キロくらいあるので、バスの方がおすすめです。私たちもシャトルバスで登山ルートのスタート地点までつれて行ってもらいました。
自然に囲まれて
その日はそんなに天気は良くなかったですが、程よく曇っていたおかげで、登っている時は暑くないし、汗もあまり出ずに、飲水もたくさんは必要なかったので、荷物の軽減もできました。経験が浅い私たちにとってベストな状況だったと思います。
玉山は殺風景じゃなくて木が生えている道なので、登っていて景色に飽きることがないです。途中で風が木を揺らす音や水の流れる音や滝の音などの自然の音が聞こえてきました。
自然の音に囲まれて自分の心と向き合って穏やかな気持ちになって、登山をするとそれまで悩んでいたことが自然に解消されるような感じになることに気づきました。それも登山にハマったきっかけの一つです。
登っている途中で色々な野生動物にも出会いました。私たちは少人数だったので、あまり大きな音も出ず、野生動物に出会いやすい環境でした。今回私たちが出会った中で特に珍しかったのはキエリテンという台湾固有のテンの一種です。
キエリテンはスピードが速いので、遠くに見えた時、私たちはすぐに近づきました。その瞬間私たちはびっくりしました。友達の一人は、「クマだと思いました」と言って私たちに笑われました。友人と一緒に道を歩いて他愛もない話で笑って、幸せだと思いました。これも登山にハマった理由の一つです。
まとめ
そんな風に歩ながら話していると、登山口からちょっと距離があるはずの排雲山莊はいつの間にか目の前でした。台湾で一番人気がある山小屋に泊まる事ができるのは嬉しかったです。長かった旅路も一休みです。登頂を目指して、体力を回復しましょう。